個の苦しみから世界を癒やす

「死にゆく人」に仏教は何ができるのか?~

ハリファックス師の世界仏教徒会議での基調講演(2018年11月9日大本山総持寺にて)

ハリファックス師の世界仏教徒会議での基調講演(2018年11月9日大本山総持寺にて)

ウパヤ禅センター「Being with Dying」プログラム創始者
ジョアン・ハリファックス老師特別セミナー

日時:2018年12月17日 9:30-13:00時
会場孝道山本仏殿(横浜市神奈川区鳥越38) TEL 045-432-1201(代)
共催:孝道教団国際仏教交流センター、上智大学グリーフケア研究所
協力:東北大学実践宗教学寄附講座、臨床仏教研究所、Japan Network of Engaged Buddhists
参加者:50以下名(準公開)
参加費:¥1、000

趣旨:過去10年間、自殺や精神病、天然災害とその精神的トラウマ、高齢者と亡くなられる方々の増加、広がる社会格差と貧困、環境破壊と原発事故など現代日本の深刻な社会問題に僧侶が個人もしくはグループで取り組む様々な試みが見られます。このように僧侶の小さなグループが公共部門で新しい役割を見出し、企業や政府が省みなくなったギャップを埋めています。しかし、僧侶が公共部門で一役を担うためには、幾つかの重大な課題が残っています。

  1. 心理的ケア/スピリチュアル・ケアに関する僧侶の熟練度、
  2. 心理的もしくはスピリチュアルな問題の多くを生み出す社会の構造的な問題に関する僧侶の理解度、
  3. 僧侶と医療従事者が恊働するための共通理解と共通言語の確立など。

このイベントでは医療人類学者、禅仏教教師、「Mind and Life Institute」理事、米国における心理的ケア/スピリチュアル・ケアとその指導の先駆者であるジョアン・ハリファックス師を講師に迎えます。ハリファックス師は世俗的な医療界と宗教界を橋渡しし、患者とその家族のみならずケア提供者や医療機関、社会全般まで広がる包括的でホリスティックなケア制度を作ることに関して幅広い経験を持っておられます。社会や世界を癒すという共通の課題に関して意見交換し、問うていく対話形式のイベントに彼女を迎えます。

アジェンダ案
9:30 オープニング挨拶:孝道教団統理・岡野正純
9:35 参加者自己紹介

仏教の四聖諦を通じ、精神苦に向き合う
プロのチャプレン養成に向けた日本での取り組み

9:50 現代日本における精神的「病」についての探求:「苦」の聖諦
10:30 苦しみの構造的・文化的の要因についての探求:「集」の聖諦
11:15 休憩
11:30 こころのケアおよびプロのチャプレン養成ついての視野と期待される成果についての探求:「滅」の聖諦
12:15 プロのチャプレン養成実践と協働ネットワーク形成にむけての探求:「道」の聖諦
13:00 昼食
※本仏殿の食堂で昼食をご用意できます(要事前予約:¥500~600円程度)。ご希望の方は午後にもインフォーマルなディスカッション(フリートーク)の場を設けていますので、どうぞご参加ください。

要申込:ワッツ・ジョナサン
孝道教団国際仏教交流センター
ogigaya@gmail.com

ジョアン・ハリファックス(Joan Halifax)

1942年生まれ。ティック・ナット・ハンの法灯を受け継ぎ、バーニー・グラスマンから印可を受けた禅僧であり、米国の社会参加型仏教の中心人物の一人。ウパーヤ禅センター代表。医療人類学者(Ph.D.)として70年代から死に逝く人やその家族のケア、教育に従事し、コロンビア大学医学校、マイアミ大学医学部などでトレーニングを提供、ハーバード大学の名誉研究員も務めた。1990年ニューメキシコ州サンタフェに仏教研究と社会活動のセンターとしてウパヤ禅センターを設立。1994年より、医療者・介護者のために瞑想を用いた支援プログラム「Being with Dying」を開発。BWDには全米だけでなく世界各国から終末期医療の専門家が参加している。またダライ=ラマ14世と協力し科学者と仏教者の対話を積極的に進め、医学や心理学へのマインドフルネス導入にも貢献してきた。著書にStanding at the Edge: Finding Freedom Where Fear and Courage Meet (Flatiron Books 2018), Being with Dying: Cultivating Compassion and Fearlessness in the Presence of Death(邦訳「死にゆく人と共にあること: マインドフルネスによる終末期ケア」春秋社刊)など多数。

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